岐阜光明会便り | 連絡事項

連絡事項

岐阜光明会より「杉田上人御法語テープのデジタル化」について、2種類の録音方法をご連絡します。メール内容は以下2点です。
①線の選び方、②デジタル化の注意事項

①線の選び方 線をつないで録音する方法に2種類あり。

1,マイク録音……音質落ちる、 抵抗入りのミニプラグ線使用、「ラジカセのヘッドホン端子」と「PC、ICのマイク端子」をつなぐ。

2,ライン録音……音質キレイ、 抵抗なしのミニプラグ線使用、「ラジカセのヘッドホン端子(又はラインOUT端子)」と「PC、ICのラインIN端子」をつなぐ。

☆レコーダーにラインIN端子がある場合はライン録音をした方が良いので、抵抗なしの線を購入。

●マイク録音の場合、線でつないではあっても、マイクで喋っていることを録音するのと同じである、つまりラジカセが音声を出すので、それをもう一度録音し直すのと同じである、テープ録音のさらに録音になってしまう、だから雑音が少しは入ってしまうそうです。

●ラインIN端子は、マイクIN端子とは別に付いている場合と、共用の一つの端子をボタンなどで切り換える場合がある。PCはコントロールパネルのオーディオデバイスから切り換えられる場合多い。

●また同じライン録音でもPCの場合は、端子を切り換えて使っても表面上の周波数を変更してとりあえずライン端子に変えただけで、完全なるライン端子にはならないからICでライン録音した方がよりキレイ。ICの場合はボタンで切り替えて端子を変更すれば、完全なライン端子になるそうです。PCはICほど録音機能に特化していない。

上記の通り、レコーダーにライン端子があるかないかによって、抵抗なし、入り、をまず決める。その次に「モノラル」か「ステレオ」かの選択肢がある。

線の両端2つでモノラル、ステレオの組み合わせがある。

「抵抗入り」 モノラル―モノラル
「抵抗入り」 ステレオ―モノラル
「抵抗入り」 ステレオ―ステレオ

「抵抗なし」 モノラル―モノラル
「抵抗なし」 ステレオ―モノラル
「抵抗なし」 ステレオ―ステレオ

抵抗入り、なし、を組み合わせると6種類の線があることになる。

モノラル、ステレオは「自分が録音に使用する機械がステレオ対応かどうか」で決まる。

<見分け方>

●ラジカセ  スピーカーが左右2つ付いていればステレオ対応。スピーカー1つならモノラル。

●IC 私の場合はマイクが左マイクと右マイクがあるのでステレオと判断。

●PC スピーカーは必ず2つ付いているが、ステレオ対応とは限らない。スピーカー2つでも、端子がモノラルINの場合がある。説明書など調べる。

例)ラジカセがスピーカー1つ、PCはステレオ対応でライン端子あり。
→抵抗なし、モノラル―ステレオ線を使用。モノラル側をラジカセに、ステレオ側をPCにつなぐ。ケーブルはモノラル側に1本線、ステレオ側に2本線の黒筋が入っているので見分ける。

☆それぞれの機械にあった線を用意するのがベストだが、PCがステレオ対応かどうか、どうしても分からない場合はPC側はステレオプラグの物を購入すれば良いそうです。モノラルのPCであるのにステレオの線を使用した場合、音質が落ちる(左右のボリュームのバランスがおかしくなって左ばかり聞こえるなど)が、録音はできるそうです。

実際に間違った組み合わせのプラグでPC録音した所、右はほとんど聞こえず左ばかり大きく録音されました。

(しかしこの問題は②デジタル化の注意事項で述べますが、後処理で解決できました)

②デジタル化の注意事項
1、出来上がりをステレオ形式(2ch)にすること
2、左右の音を「全く同一」か、「違和感のない程度に近いもの」にする
3、MP3形式にする(ビットレートの目安128kbps位、ビットレートは違っても構わない)

ステレオ...左と右2つの信号(2チャンネル)から成るファイル。両耳で聞くために作られたもの。「左右全く同じに聞こえるもの」も含む。/

モノラル...1つの信号(1チャンネル)から成るファイル。片耳で聞くために作られたもの。

●普通は左右で別の音が聞こえるものをステレオ、左右で同じ音が聞こえるものををモノラル、と表現する場合もあります。しかし店員さんに聞きましたが、正確に言うと左右で同じ音が聞こえてもチャンネルが2つあるファイルであれば「ステレオファイル」です。「右と左の信号が全く同一のステレオファイル」という事になります。

●上記決定事項1は、必ず「チャンネルが2つあるファイルで統一しましょう」という意味です。

<なぜモノラルファイルは駄目か>

モノラルは片耳で聞くことを考えて作ってあるため、信号が1つしかない。これを両耳で聞くと問題なく聞ける場合もあるが、
左からしか聞けない、
左ばかりが大きい、
音が鳴らない、
ということが起こるそうです。状態は再生機器によって違います。

<ステレオとモノラルの見分け方>

保存したファイルを右クリックして、プロパティ、概要の所に1chモノラル、2chステレオ、と書いてあります。

<左右のバランスについて>

「左右どちらかがとても大きく、片方はほとんど聞こえない」という出来上がりになってしまった場合、「sound enginefree」で後から「モノラル化」の処理をしたら左右揃ってキレイに疲れず聞こえるようになりました。

「sound engine free」の「モノラル化」は正確に言うと「ステレオ形式のままで、左右の信号を全く同一にする」という意味です。

モノラル化処理をした後、ファイルをチェックした所ステレオファイルのままでした。モノラルファイルにはならないので大丈夫だと思います。

PCで録音した人は、この「モノラル化」を必ず行ってください。PCで作業しない方は、左右大体同じボリュームで聞きづらくなければ、そのままでOKです。

「モノラル化」...空間→サラウンド→ライブラリ[モノラル化]からできます。

●上記決定事項の1,2をまとめて別の表現にすると
イ)、ステレオ形式で左右信号が完璧に一緒(一般的にこれを「モノラル」と認識されている) BEST
ロ)、ステレオ形式で左右が微妙に違う BETTER
の2通りの出来上がりがあります。

●モノラル形式の録音しかできないPCを持っている方がいらっしゃいましたら、「sound engine free」で後から編集でステレオファイルに変換できると思います。


●ファイル名の付け方

西暦・月日・別時名・記号番号など

例)19820611初夏別時T1No1A面
例)19810000桐生No1
例)19820215-RT26No1A面 (リールテープの場合)

☆月日不明のとき→0000

●ファイルのプロパティから2欄に記入
タイトル欄…法話の内容(ex五根五力)
コメント欄…その他備考(ex音声聞き取れず)

●音は大きめで録る

●MP3ファイル。ビットレート128

●ステレオ形式(モノラル×)

●録音ミス防止のため、録れているか頭とお尻をチェック